県立の星!

そろそろ夏も終わりかな、と道に点在する蝉の死骸を見るにつけ思うこの頃。今日は一段と夏の終わりを実感する一日だった。夏の高校野球、決勝戦
佐賀北が優勝するなどと思っていた人が何人いるだろうか。大会の途中から、彼らの勢いを感じて「ひょっとしたら…」と思った人はいたかもしれないが。県立高校が夏の大会を制するのは10数年ぶりであるらしい。同じ県立高校出身の者として、勝手に、すごく嬉しい。
肝心の試合は、2回表、広陵が2点先制したところで見るのをやめた。なんだかぼこぼこにされそうな感じがしたからである。その後、妹からメールが来て満塁ホームランで逆転したことを知ったのだが、更に2点追加された後の出来事だったとは。ドラマティックだなぁ。本塁打の前、押し出しになったボールの判定は正直かなり怪しいと思うけど、でもその後に逆転満塁本塁打なら文句は言い難い。かも。流れが変わっていたんだな。
しかし岡山人としては同じ中国勢の広陵の活躍ももう少し喜んだほうがいいのだろうか、とか思ったりもする。例えば昨年の決勝では、早実駒大苫小牧もそれぞれに注目を浴びていたが、なんだか今年は「がばい旋風」一色だったので。40年に一度、決勝に進出するというジンクスをある意味では達成し、ある意味では乗り越えられなかった広陵。負けた気がしないかもね。おつかれさまでした。
佐賀北の子たちは、この後一ヶ月くらい何も手につかないんじゃないかなぁと勝手に想像してみる。現実味はないけど、虚脱感だけはしっかりありそう、とか。これからは、バットとグラブをえんぴつに持ち替えて、合格という名の白球を追い求めるのだろうか*1

*1:無理矢理にクサイ表現でごめんなさい。