いつもちっとも似てないの

それじゃだめなのは重々分かっているけれど、同情は心地よい。この甘い響きに身を委ねていたい、そう思ってしまう瞬間がある。それでもそれさえも振り切って、甘く引き止めてくれる忠告さえも無視して、私はどうやら好ましくない道を選ぼうとしているらしい。
0時を過ぎて青春18きっぷを使った。改札を入るとき、駅員さんが「本日終車までしか使えませんが、よろしいですか」と確認してくれた。あのまま大人しく帰らずに、11番ホームではなくて、1番か2番ホームに向かえばよかったと後悔している。同行者に付き合ってもらえていればの話だけれど。