思い出だけが通り過ぎてゆく

どうせ今回も降らないものだと高をくくっていたのだが、朝起きると、カーテンの向こうに見える建物の屋根はどれも白くなっていた。……あら、雪だ。おかげでテンションは急上昇。若干寝坊気味かと思われたところを見事(というほどでもないか)挽回し、パー練に遅刻することは免れた。しかし雪の降りしきる中、地下で行うパー練は寒かった。この面子でこうして練習をするのも最後かと思うと、名残惜しいような切ないようなぐるぐるした気持ちが湧いてきた。
こうしてみると、やはりサマコン直前は余裕など一かけらもなかったということが改めてよく分かる。事務的な作業や台風襲来*1への対応に追われ、演奏会そのものに対する感慨など噛みしめている暇はなかった。サマコンは全部で5公演あるということも関係しているかも知れないが。仕事に追われる必要のない現在、ふとした瞬間にもセンチメンタルでメランコリックな感情に襲われる。あと、三日。

*1:思い返すだに腹立たしいウサギ