小学一年生は買えず。

今日は田町におでかけ。その帰り道、どうしても大きな本屋さんに行きたくなったので、オアゾに寄り道(寄り道?)。実はこれまで1階にしか行ったことがなかった。というのも、最近の私の用事は、丸善1階入ってすぐ左手の「就職・資格」コーナーで事足りていたからである。スーツでそのコーナーをうろうろするのはいかにもといった感じで内心嫌でたまらないのだが、いい加減恥も衒いも脱ぎ捨てて邁進していきたいところである。ということで今日も就職ジャーナルなどしっかり読んだ上で、上のフロア初進出。しかし、目的の品だったと言っていい「安宅家の人々」はなかった。「真珠夫人」のときぐらいのブームになれば、たとえ今は在庫がなくとも、そのうち平積みにされて陽の目を見ようものを……残念。せっかく久々に小説読もうかと思ったのに。それにしてもなぜ、オアゾは薄暗いのだ。省エネですかね町村先生。
しかし久々に本屋でぶらぶらしたものの、ぶらぶらの流儀を忘れてしまっているようで寂しかった。どれだけ余裕を失っていたんだ、自分。いや、それもこれも渋谷のあの本屋が縮小移転してしまったせいに違いない。とにかくむきになって今日は丸善をさまよった。エネルギーが完全に切れて、気持ち悪くなった。
頑張って立ち読みしたもの↓

李陵・山月記 (新潮文庫)

李陵・山月記 (新潮文庫)

山月記だけ、久しぶりに読みたくなって。何という凛とした文体。かっこよすぎる。暗誦したいと思ったのだがちょっとエネルギー不足だった。
ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書)

ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書)

金聖響ベートーヴェン交響曲ひとつひとつについて語っています。面白かった。買えばよかったのだが、なんとなく全部立ち読みしてしまった。譜例が出てきたりフレーズが文中に出てきたりするたびに歌ったりリズムをとって揺れたりしていたので、気持ち悪い人だったと思う。まぁ気持ち悪いのはいつものことだ。
<性>のミステリ- (講談社現代新書)

<性>のミステリ- (講談社現代新書)

既に疲れ切っていてあまり読めなかったけど。買おうかと思ったけどちょっと古めだったのでやめた。ああ、卒論。
で、どうしても何か一冊買って帰りたくなって、買ったのは↓
もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)

もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)

ずっと読みたかったのです。ああ、私の卒論はどうなるんだろう。いや、今は卒論のことは忘れてその先の身の振りようを決定することに全力を注ごう。
追記:Kいけくんのブログを見て。私が読むべきはこれだな(--;)
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

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