世の中が少し見えたね

もはやkmgmのなか卯に来ると落ち着くのだが。
今日は何と米米CLUBの『浪漫飛行』がかかっていた。この歌、私が小学校2年生くらいのときに流行ったと記憶しているのだが、間違いないだろうか。つまり1994年ごろ。
90年代も半ば、バブルの残滓というと言いすぎかもしれないけれど、バブル当時を知る人たちが世の中の中心にいたことは間違いないだろう。米米CLUBのド派手なパフォーマンスはそういう人たちにウケていたのかも知れない、だからこの歌大ヒットしたのかも、とふと思った。
また、歌詞について考えてみると、「トランクひとつだけで浪漫飛行へ in the sky」などとのたまっているではないか。これはひょっとしたら、バブル崩壊により寄る辺ない心持に陥っていたひとびとに、あらぬ決意を抱かせてしまったかもしれない。人生という名の浪漫飛行、君とトランクひとつだけあれば充分さ。そう言って世の中に飛び込んだ(かもしれない)ひとたちが、再び不況を迎えたいま、平穏に暮らしていることを願う。
ちなみに、続いて流れてきたのはPuffyの『これが私の生きる道』であった。おお、たぶん2ndシングルで、たぶんティセラかなんかのCMソングだったなぁ、といきなり思い出した。幼い私の脳みそは柔軟であった。いまその柔軟さが切に欲しい。話が逸れたが、おそろしくひさびさにこの歌を聞いて、これが思いっきりビートルズサウンドであることに初めて気がついた。特徴的なベースラインとか、コード進行とか。