海で落ちた亀

こういう海じゃないだろうなぁ。ちなみに遠くに小さく黄色いかぼちゃがうつっています。

今日はひさびさの亀スタイル。亀スタイル=ホルンを背負って歩くこと。久しぶりにやると,やたら楽器が重く感じられる。今日も練習場所に行くだけで疲れた。
ひさびさに楽器を吹くと,驚くほど吹けなくなっていた。もともと良くなかったかもしれないけど,音程感覚が皆無になっていた。半音で動いているつもりが,冷静になって自分の音を聞いてみると,妙にうねうねと気持ち悪い音程で動いていたりとか。あと速いタンギングも全くできなくなっていた。まぁ,ダブルタンギングとか日常生活で絶対に使わない技術だよなぁ。
被害妄想かも知れないけれど,ホルンを背負って歩くと,行き交うひとの好奇のまなざしを感じるような気がする。あの背中の大荷物はいったい何だ,というわけだ。友達や知り合いに会うと,それは何?と聞かれることもあるが,さらにこの場合ではホルンの知名度について悩むことになる。それは,

だれか「それ何?」
わたし「楽器です」
だれか「何て楽器?」
わたし「ホルン(という金管楽器)」

この最後のかっこ内補足説明をつけるかつけないかという問題である。例えば私の持っている楽器がトランペットだった場合,「トランペットという楽器」などというまどろっこしい言い方をすると,相手はまず間違いなく「トランペットぐらい知っとるわい」という気分になると思う。これに対して,ホルンが同程度の知名度をもっているのかどうか。それが,ずっとホルンを吹いている私にはもう判断できないのである。
というどうでもいいことをつらつらと考えながら,家までの坂道をのぼった。