いつだって自分が最高と思える演奏を。

のだめ後編見ました。公開2日目,2スクリーンで上映しているシネコンだったけれど,私が見た回は満席。
文句なしに楽しい!面白い!と思ったのは前作のほうだったかも。ストーリーの展開上,若干内省的なシーンが増え,そういったところもうまかったかと言われると,まぁ微妙だった感も否めない。でも,(単に原作どおりの展開だったのかも知れないけど)単純にのだめと千秋が結婚=ハッピーエンド☆っていう終わり方じゃなくて本当によかった!
楽家として生きていくって大変な選択だと改めて思う。明確なゴールの見えない世界。最高な演奏,じゃなくて,自分が最高と思える演奏,を常に目指していくことが,どれだけ困難なことか。自分がどうしてこの職業を選んだのかわからなくなることもあるけれど,とりあえずはこなすべきタスクが明確にあり,それを処理していけばいい世界,よっぽど楽な世界じゃないかと思った。
そして相変わらず,玉木宏がかっこよくて萌えた。瑛太水川あさみのシーンにもほのぼのした。しかし同行者とはこの感動(興奮とも)を共有すること能わず,あろうことか彼の観賞後第一声は「どうしてみんな映画を見ながらポップコーンを食べていたのだろう?朝ごはん?昼ごはん?」だった。みんな別に空腹を満たすために食べてるんじゃなくて,映画館でポップコーンを食べるっていうのはたぶんひとつの記号なんだよ。