読書記録

萌える男 (ちくま新書)

萌える男 (ちくま新書)

萌える男は正しい。萌える男恋愛資本主義市場とは相容れない存在であるが故に不当な評価を受けている。萌える男は家族の再生へと向かう。というような主張(?)。
期待していたほど面白くなく、オタク男の必死の自己正当化としか思えなかった。オタクを差別したり揶揄したりするような輩は大嫌いだが、過度の正当化もいかがなものか。言い過ぎだろ、というところが多かった。自分自身のやっていることを「こんなに大層なことやってるんですよーこんなに深いんですよー」と主張するのは、よっぽどのことがないと胡散臭く感じられる、ということかしら。もはや一昔前の書という感はあるが、押さえておく必要はあるかと思い、読んだ。やっぱりフェミはよくわからん。そしてこれも期待していたほど面白くなかった*1のだった。

*1:どんな本を読んだ後でも、私はよくこの感想を述べている気がする。本に期待し過ぎか、私がひねくれているかのどちらかですね。