身体とアイデンティティ

放置していた本にリトライしている*1。いま読んでいる章では、現代の若者と学生運動の時代の若者との身体性の違いが論じられている。曰く、

むかしの若者:身体(及びその感覚)をも理性の統制化に置こうとする
現代の若者:生きる実感と身体的な感覚とが一致する

(↑誤解があればブログ主のせいです)
まったく他人事のような気持ちで読んでいたが、今日の帰り道、ふと自分もそうなのではないかと思い当たった。自傷行為こそしないけれど、自己肯定意識を身体的感覚に求めることはあるな。
希薄な身体性、思想の欠如。卒論で扱いたいことにも通じるような気がする。

*1:

友だち地獄 (ちくま新書)

友だち地獄 (ちくま新書)