15分間の内定式

会場に入る際に、自分の名前が書いてある封筒をとるように言われた。席に着き、何ということもなくまず中身を確認したら、さりげなく内定通知書が入っていた。今年いちばんのさりげなさだったかも知れない。
えらい人の、壮大かつ噛み噛みなメッセージを聞きながら、ただひたすらに残り半年となった学生生活のことをなごり惜しく思っていた。内定式後、女性総合職内定者だけの懇親会という奇妙なイベント*1に出席したが、30余名の同期を前にして見事な非社交性(人見知りという名の防御壁)を発揮し、早く帰りたくて仕方がなかった。アドレス交換はひとりだけ。どんだけ!
何が私をこれほどまでに引きとめるのか。


散々後ろ向きなことを書いたけれど、壮大なメッセージを聞いていれば自然と前向きな心象も浮かんでくるというものだし、珍妙なイベントではあったけれど女性社員の方々のお話を聞くことができて好奇心もわいてきた。人間的な生活ができる、やりがいのある職場。素敵じゃないか。頑張って卒業しよう。

*1:生まれて二度目の女子校状態を体験。初めてはバイト