青き春

妹と一緒に,お茶大オペラを見にお茶大の学祭へ。と言ってもあたりはすでに暗く,学祭の雰囲気はちっとも味わっていない。お茶大に行くのは大学1年のときのぐりーんの練習以来だなぁ(!)。
演目は『みづち』。学祭名物(なんだと思う)のお茶大オペラにあっても邦人作品を取り上げるのは初めてらしい。作曲者の方も観に来られていた。プロの次元とはまた違う話で,たぶん,日本人が日本人モノをやる方がいろいろと大変だったんじゃなかろうかとぼんやり思った。
キャストのうち主役級の数人*1を除き,後のほとんどは声楽専攻でもなんでもなく,本職はピアノとか音楽学からしい。確かに技量の差が出るところもあったけれど,そういうのよりも「表現したい!」という気持ちが伝わってくるような場面が随所にあって,プロの舞台を観るのとは違った感動があった。そしてやはり,みんなでひとつのもの(しかも明示的ではないもの)に向かってひた走るという青春群像に感動するという親戚のおばちゃん的心情を抱いてしまった。自分はもうあそこには戻れないのだと,また確認して寂しくなった。まぁ,4年間存分に走ったような気もするからいいか。
妹の友人が出演していたのだが,その友人のお母さん&お姉さん(=私の友達。地元の濃い人間関係。)にも会場で会えたのでよかった。
しかしオケが微妙だった。。。お茶管初めて聞いたけど……あれはT大オケのぐりーん伴奏みたいな位置づけなのだろうかやっぱり。。。

*1:特に小太郎役の子は伸びのある声でとてもかっこよかったと思う。声楽のことよくわかんないけど