昼休み、安田講堂前。

逆光で空ばかり眩しい。

今度の土日は六大学野球、東京‐法政戦ということで、両大学の応援団がデモンストレーションをやっていた。2限がかなり早めに終わったのだが、生協に向かっていると安田講堂前にセッティングがされているのを発見したので、お昼ごはんを買ってからよく見えそうな席に陣取り、開始10分以上前からわくわくしながらデモンストレーションを待ったのだった。
なんだか自分でもよく分からないが、私は応援団が好きなのだ。同席する入学式のときも毎年ずっと熱い視線を送っている。実は入学当時、サークル選びのときに、応援団吹奏楽部も結構考えていた。いま思うと不思議だが、いまでもとにかく見るのは大好きだ。何が面白いって、独特の価値体系というか世界観というか、そういったものが確立されているところ。そして構成員の各人によってそれが体現されているところ。本当に見ていて飽きない。ちなみに今日発見したことは、「シャッターを押すときも失礼しますと言う」。また、今日はOBと思しき男性が広場の真正面に立ち、大声でエールを叫びながら真剣な表情で見ていた*1ことに大変驚かされた。主将より通る声だったような気がしないでもない。主将ごめん。
興奮冷めやらぬまま部室に行き、「萌えたー」と言っていたら、皆が皆「学ラン萌え?」と。……違います。どちらかというと私はチア萌えです。かわいい女の子を見ることは目の保養である。特に敵陣が粒揃いであった。しかし自陣の持つ不安定さにこそマニアは萌えるのではないか、と友人は分析していた。目から鱗の鋭い指摘である。*2
とにかく、新入部員確保など応援団も大変みたいですけど、こういう地味ファンもいるので頑張ってほしいなと思った次第です。肝心の試合の方も、主将がでかいこと言ってたし、一勝くらいしてほしいよね。

*1:もはや「見る」に留まっていなかったが

*2:ちなみに、チアのメンツが変わっていて、かなり新人さんが多いようだったのだが、振りの間違い・忘れが目立った。そこは「不安定さ」とかでは承服し難い。頑張れよ。