間に合うのか?!
悲しんでいる場合ではないのだが、対幻想のあたりとか、読んでたら悲しくなってきたのであった。
- 作者: 上野千鶴子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/01
- メディア: 単行本
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千鶴子先生は、確かに強いのかも知れないよ。
〔…〕恋愛はむしろ、無意識の共同性を選択的な絆に置きかえることで、共同性を破壊する役割をしてきた。恋愛は共同体の敵、家族の敵。恋愛するとき、人は共同性から離脱してひとりになる決意をしている。
だから恋愛病は、個人になった近代人の宿あ*1のようなものである。ひとりになった。だからひとりではいられない。ひとりになったことのない人が、恋愛を求める理由はない。〔…〕
(同書「恋愛病の時代」より)