結婚の社会学

土曜日に飲んだ際、未婚率と結婚願望について話していて、I井くんと喧嘩しかけたことを思い出した*1。未婚率は上昇している。しかし結婚願望についてはどうなんだ、みたいな話だった。ので、ちょっとGoogle先生に聞いてみた。
まずは未婚率について。

国勢調査によれば、20〜34歳の未婚率は、1950(昭和25)年から80(昭和55)年頃までは、男性が約50%、女性は約33%と、さほど変化がなく推移をしてきた。しかし、1980年代後半から未婚率が上昇傾向となり、2000(平成12)年には、男性68.2%、女性55.5%となっており、結婚していない人の方が多くなっている。

2005年には、男子30歳代前半でも未婚率が5割に近づき、女子20歳代後半の未婚率も約6割となっている。
生涯未婚率(50歳時の未婚率)も、2005年には、男性で15%、女性でも6.8%に達している。生涯未婚率の上昇は、日本における皆婚慣習の崩壊が近づいているかの指標でもある。

次に、結婚意志について。

これは上記の「晩婚化・未婚化の進展」と同じ「少子化社会白書」からとってきたものの、もともと母集団が異なる調査の結果*2で、しかもここでいう「独身者」というのが「18〜34歳の未婚者」に限られているので、厳密には比較することはできないが、まぁそんな厳密な話をするわけではないので、とりあえずよしとしておこう。この「独身者の結婚意思」によると、2002年の時点でも、男性の87.0%、女性の88.3%が「いずれ結婚するつもり」と答えている。未婚率の上昇の大きさと比べると、結婚意思じたいは20年前からそれほど大きな変化はないようである。
と、調べてみたはいいけれど、喧嘩の内容がさっぱり思い出せないのでどうしようもない。また酔っぱらったときにI井くんと話してみようかと思う。うーん、喧嘩の内容。私が「相関は示せても、因果関係を示すのは難しい」と言い放ったことは覚えているのだが。

*1:しかし「喧嘩しそうになった事実」は覚えていても、その詳しいいきさつは覚えていない。酒は呑んでも飲まれるな!

*2:晩婚化〜は国勢調査、結婚意思は出生動向基本調査