ピカソ展1/2

演奏会まで時間があったので、より面白そうだと思ったピカソ展の青い方へ行ってきた。みなさんご存知の通り、現在サントリー美術館国立新美術館の二会場でピカソ展が行われている。サントリー美術館では、ピカソの自画像を中心にその生涯を追う、という構成になっている。
別段絵に詳しいというわけでも何でもないが、私は結構ピカソが好きみたいだ。天才であるがゆえの孤独なんて、私みたいな凡々とした人間には理解しようもないのに、そういう孤独感が強烈ににじみ出た若い頃の自画像に強く惹かれてしまったりするのである。2年前の夏、帰省していたときにちょうど岡山でピカソ展をやっていて見に行ったので、なんだか妙にピカソに詳しくなった気がした。「あ、またミノタウロスだ!」みたいな。ミノタウロスピカソ自身の投影であるらしいのだが、それをテーマとした一連の狂気じみた作品群がまた結構好きだったりする。
会期は12月14日までと徐々に迫ってきているのだが、ぜひ国立新美術館の方にも足をのばしたいものである。青の半券を持っていけば「ピカソ割引」*1もあることだし。

*1:何というネーミング