トリエンナーレに行ってきたよ

3年前が懐かしいなぁ、っていうかもう3年前!? ひえー。そんな感慨を胸に、トリエンナーレに行ってきた。
今回のテーマは「タイムクレヴァス」で、パフォーマンスに重点を置いているそうだ。実際のパフォーマンスに出会えない限りは、会場内で延々と流される映像作品を見ていくしかないわけで、ドローイングはすごく少ないし、そういう系*1が苦手な人にはちょっととっつきづらい美術展になっていると思った。また、「15才以下のお子様には鑑賞していただくことができません」的な作品がいくつかあり、つまりエログロナンセンスというかグログロ出血大サービスというかだったのだが、見ていて複雑な気持ちだった。これを見て、楽しい気分や愉快な気分になる人はまずいないと思う。程度の差はあれ、快/不快で言えば誰もが「不快」な気持ちになるのではないのだろうか。芸術が快を提供すべきものだとは思わないが、しかし度が過ぎたそれは作者の自己満足に過ぎないとは言えないか。でも別に、芸術家の行為に公共性は求められないだろうし・・・むしろその暴力性や自己満足を全面に押し出してくることじたいが現代の時代性を象徴し、批判しているのか?? などなど、そういう疑問がぐるぐる渦巻いていた。
急に冷え込んだ、しかも雨のぱらつく一日で、横浜はたいへん寒かった。トリエンナーレじたいはちょっと好みには合わなかったけど、でもあと、三渓園にはぜひ行ってみたい。会期中に行けるかなぁ。

*1:乱暴な日本語