いつだって自分が最高と思える演奏を。

のだめ後編見ました。公開2日目,2スクリーンで上映しているシネコンだったけれど,私が見た回は満席。
文句なしに楽しい!面白い!と思ったのは前作のほうだったかも。ストーリーの展開上,若干内省的なシーンが増え,そういったところもうまかったかと言われると,まぁ微妙だった感も否めない。でも,(単に原作どおりの展開だったのかも知れないけど)単純にのだめと千秋が結婚=ハッピーエンド☆っていう終わり方じゃなくて本当によかった!
楽家として生きていくって大変な選択だと改めて思う。明確なゴールの見えない世界。最高な演奏,じゃなくて,自分が最高と思える演奏,を常に目指していくことが,どれだけ困難なことか。自分がどうしてこの職業を選んだのかわからなくなることもあるけれど,とりあえずはこなすべきタスクが明確にあり,それを処理していけばいい世界,よっぽど楽な世界じゃないかと思った。
そして相変わらず,玉木宏がかっこよくて萌えた。瑛太水川あさみのシーンにもほのぼのした。しかし同行者とはこの感動(興奮とも)を共有すること能わず,あろうことか彼の観賞後第一声は「どうしてみんな映画を見ながらポップコーンを食べていたのだろう?朝ごはん?昼ごはん?」だった。みんな別に空腹を満たすために食べてるんじゃなくて,映画館でポップコーンを食べるっていうのはたぶんひとつの記号なんだよ。

根津美術館

初めて行きました根津美術館。あんなに広い庭があるとは知らず,びっくり。すべてを回ることは出来なかった。少し気温が低かったせいか,日が傾いてきて,まるで秋の夕暮れかと錯覚した。コレクションも相当たくさんある様子だった。根津さんて何をもって財を成したひとなんだ?と疑問が。。
来週から新しい展示になるらしく,ちょうど両親がやってくるので,つれていってあげてもいいかもと思った。

去り行く3月に寄せる

たくさんの友人や後輩が,大学卒業や引越し,新生活の話を日記に書いていて,なんだか自分でもこの1年間を振り返らずにはいられなくなる。同じ社会人でもこの1年で大きく成長したっぽい同期がいるなかで,私はいったい何をしてきたのだろうとほんのりと焦燥感が積み重なっていく。
明日からまた1週間が始まるけれど,週半ばで年度と年度が切り替わるという,いつもとは趣の異なる1週間。新しい目標を見つけなければと思いつつ。

眠らずアート

六本木アートナイトに参戦しました。夜の2時とか3時に,たくさんの人が街で活動しているのは,それはそれは非日常的で異様な光景でした。
見たものなど

  • オープニングアクト「ビフォア・フラワーの出現」
  • ハーバートの夢
  • アーティスト・ファイル2010―現代の作家たち@国立新美術館
    • TOKYO ANIMA!という短編アニメ上映会も見たかったが,満席で見られず。残念。
  • Moon Walker
    • 椿昇氏のパフォーマンス。マイケルジャクソンはいつのまに精霊と化していたのか。くそ寒いなか(深夜2時スタートだった)さんざん待ってのパフォーマンス,たとえ専門家からの評価が高かろうと私はあの虚無的な感想を忘れまいw(要するに意味がわからなすぎて寒くて泣けた)
  • 映画『トーク・トゥ・ハー』@TOHOシネマズ六本木ヒルズ
    • オールナイトで3本上映していたうちの1本。1000円だったため入場したようなものだが,期せずして面白い映画が見られた。
  • 六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?@森美術館
    • 24時以降は入館料500円で,本展覧会と「美ナビ」と展望台に入場可能だったためか大混雑。面白い展示だったと思うけどゆっくり見られる心境ではなく,残念。いたるところに死体が転がっており,特に展望台では普通に横になって寝ている人がたくさんいてびびった。まるで駒祭翌日の二食であるが,ここは公的空間だろと死体を蹴散らしたくなった。
  • その他いろいろ

twitterとかでたくさんの人が書いていたけど,ほとんどのイベントに無料で参加できるというのがこのイベントの大きな特徴であり,意義なのかもしれない。非日常的な祝祭空間,平年を大きく下回る気温が残念でした。

▲ハーバートの夢@国立新美術館